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最も簡便な「学力向上を図っているかどうかの調査」

 小学校でもかまいません。

 いつも「学び合い」だけでごまかしている教師,「教えたのでできているはず」という教師ばかりでないのであれば。

 「学び合い」の結果,「教えた」結果,どのような学力が身についたか,それぞれの子どもの学力がどのように向上したかを調べるために,市販のテスト以外に,きちんと自分で作問して,過去の子どもとの比較を地道に行っている教師が,どれくらいいるかを調査するのもよいでしょう。

 タイトルの調査を実行してほしいのは,中学校です。

 どうやって調査すればよいのか。

 定期考査問題の「模範解答」を教育委員会が提出させ,分析をすればよいのです。

 問題と一緒に分析するのがベストでしょうが,それだと渋る教員が多いはず。

 量も膨大になる(と感じる人がいる)。

 ですから,模範解答だけでよいのです。

 解答用紙だけでもだいたいわかりますが,やはり解答例を知りたい。

 言語活動の充実を図っていますよ,という学校が,どれだけ「考えさせる問題」「表現させる問題」をつくっているのか

 より精密な調査をするなら,テストの結果=得点分布も提出してもらえるとよいですね。

 どういうレベルの問題で,どういう結果が出ているのか。

 これと,観点別学習状況の評価の結果をじっくり比較すれば,

 きっとこの学習評価の方法は,破綻していることが明確になるだろう,というのが私の予想です。

 公立高校の入試得点と,学校が出してきている評価・評定の関係は公立高校がすべてにぎっているわけなので,高校が「観点別学習状況の評価」はあてにできないことをすでに知っているのです。

 できれば,新しい学習指導要領による指導が始まる4月より前に,評価の見直しを進めてほしいのですが。

 私はこの評価の仕組みが,学力低下,そしてさらにその原因となる教師の指導力の低下を引き起こしていると考えている一人です。

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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より