1つの質問に,1分以上話し続けたら,不採用ですよ
「匿名」様が学校の教員になられるのであれば,コメントを読ませていただく限り,特別支援学校が一番向いているかもしれませんね。
けっこう戦えるときは戦えるし,協力し合うときは,協力し合う。
そういう待ったなしのぶつかり合いの中で,人間が本来もっているエネルギーを引き出すことが可能になります。
何より,組合人間もそうでない人間も,子どもたちからものすごく多くのことを「共に」学び取ることができます。
子どもからエネルギーをもらって育つのが教師という職業なのですね。
しかし,いただいたコメントから,トンデモ教師や組合への嫌悪感は多大なものをお持ちのよう(それは,私と全く同じ境遇だということ)ですが,そういう人と実際には一緒に仕事をしなければいけないとき,毎日,面と向かって
お前の授業はでたらめだ!
なんて言っていたら仕事にならないわけです。
いろいろな意味で,一緒に「戦う」。
その中で,自分にも,相手にも,「変化」が生まれる。
こういうやり方でしか,「本当の教育」は追求できません。
【白か黒か、全か無かという思考パターンに引きずり込まれていると思います】
こういうご指摘を,私は「ミラー現象」と呼んでいます。
「頑強に反抗する教師にたのもしさを感じる」という私の言葉の裏には,「それだけのエネルギーをもっている教師がかけている」ことへの嘆きがあるのです。ですから,引用されるときは,一部を抜き出すのはご法度です。
このうしろに,何と書いてありましたか。大事なことは,そっちの方なのですね。
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>相変わらず,頑強に反抗する教師にも,どこかしら,たのもしさを感じます。
これは歪んでいると思いますよ。頼もしいのではなく単に決まりやルールを守らないことで自己主張をしているに過ぎないと、冷めた目で子供たちは見ていると思います。
そういう教師に限って、授業がデタラメ、猥褻行為やりたい放題という実例ともいえる教師を自分が中学生の時実感しました。
いつの間にか白か黒か、全か無かという思考パターンに引きずり込まれていると思いますが、いかがでしょうか、一度冷静に見直してみる必要があると思います。
インパクトのある先生は必要ないと思います。
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コメント
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> いろいろな意味で,一緒に「戦う」。
その中で,自分にも,相手にも,「変化」が生まれる。
そうであってほしいと願いますが。現実としてdo***さんのような人が結構採用時点で多く採用されていて、採用する側がインパクトを求めた結果そうなったのだと。
変化も発展もしないと思います。ただ一つ従うのは権威でしょう。
愛着障害という問題が裏に潜んでいて、本人は自分を上手に育ててもらえなかった親の分まで良い教師になり教え子たちを育てることで自分自身も癒やされ成長しようとしている、ということは推察できます、しかしながら認知に関してかなり歪んでいるようで、素直に解釈出来ないのだと思います。
一緒に戦うと「競争心」ばかりが先行してゆがみが増幅しどちらもへたれてしまいます。
投稿: 匿名 | 2012/03/03 09:13