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思考スタイルの固定化を防ぐ

 思考スタイルは徐々に固定化していく,というのも固定観念かもしれませんが,人には「ものの捉え方,考え方」に異なった傾向がみられることは確かです。
 
 スターンバーグの『思考スタイル』(新曜社)では,たとえば

 一つのことに専念するタイプと,目標の階層をもって優先順位を決め,順番に行うタイプ,

 いくつかのことを同時にやろうとするタイプと思いついたことをするタイプ

 が紹介されています。(それぞれ,単独型・序列型・並列型・任意型と翻訳されています)

 また,比較的広範で抽象的な問題を扱うことを好むタイプと,細かい作業が必要な,
 
 具体的な問題を好むタイプ。(巨視型と微視型)

 一人で行うことを好むタイプと,他の人々と行うのが好きなタイプ。(独立型と協同型)

 何かの行動を起こそうとするときは,それに適したタイプの行動が求められます。

 では,それには適さないタイプの行動はするべきではないかというと,そうでもない。

 人間は,様々な活動を実体験することで,思考や行動のスタイルの優位性を自分なりにつかんでいくものです。

 ですから「こうすればうまくいく」とわかっていることに対して,「近道」としての方法をとることは,「うまくいく」上では非常に効率的なのかも知れませんが,その行動スタイルの優位性を「学んだ」ことにはならないおそれがある。

 そういう意味で,「試行錯誤」が大切であり,試行錯誤を重ねることで,人間は「柔軟性」を身に付けることができるのだと考えられます。

 学校の教師には,「立案型」「順守型」「評価型」では,どのタイプの人が多いでしょうか。

 公務員として,「順守型」というスタイルが求められているのはわかりますが,ただやらされることだけをやり,うまくいかなくて「~が悪い」という「評価」をしていても,何も始まりません。

 だから,学校全体,組織としては,現在,取り組んでいるはずの「教育課程編成」で,どのような「立案」ができるかが試されているわけですし,そこでは同時に今年度の「評価」の結果をふまえたものにしなければいけない。

 どの機能も重要なのですが,「順守型」の教師が,「順守型」の子どもをつくる,という図式は非常に一般的に見られる現象でしょう。

 それが学校教育の機能そのものだ,とせまく限定して仕事をしたい「順守型」の人もいるようですが,やはり創造力のある子どもを未来のためにつくりだしていくためには,どのような「立案」をし,実践していけるかが勝負でしょう。

 来年度の指導計画の立案,これこそが今,勝負のときです。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より