5W1Hで「議論からの逃げ方」を考える
5W1Hとは,Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ)How(どのように)のことです。
dolceさんの逃走経路をたどってみましょう。
まず,
Who(誰が)…最初は小学生の学力の話でした。なぜか,中学生の部活動の話になってしまっています。
小学生には,部活動はありませんね。では,小学生の問題解決力はどのように育てられるのでしょう。
What(何を) …「学力」の話が,問題解決能力へ。しまいには,「生活指導」の話まで流れてしまいました。
When(いつ) ・Where(どこで)…教師がすべての子どもの「学力」「問題解決力」を責任持って育てられるのは,授業時間の話です。いつの間にか,放課後の自主的な活動の場の話になってしまいました。
Why(なぜ)…「学力低下」がなぜ問題なのか,dolceさんの認識が甘すぎます。
中学校の立場から言えば,九九が分からない,分数が分からない子どもに数学を理解させるのは困難です。楽譜が読めない生徒に,ピアノを弾かせることができますか?という話だったのに・・・。
How(どのように)…私のコメントへの批判だけ書いておいて,大事な質問には全く答えていません。
こういう「逃走本能」が,生活指導だけでなく,学習指導の面でも課題を抱えている無責任な教師たちの最大の武器なのです。
ところで,「問題解決能力の検証」という記事のタイトルから内容を楽しみに読ませていただいたのですが,いつまでたっても「内容」がないですね・・・・。
どのような「問題」があり,どのように「解決」されたかが書かれていないのに,なにがどのような「検証」されたのかすらわかりません・・・。
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