ウェブページ

最近のトラックバック

本の検索・注文


  • サーチする:
    Amazon.co.jp のロゴ

« 「教育に情熱をかける教師のために」のdolceさんへの公開質問状 | トップページ | 内閣府の不気味な仕事術 ~GKB47~ »

犬山市は政治や学者のおもちゃになっているのですか?

 やまちゃんさんは,犬山市にお住まいの方でしょうか。
 
 コメントありがとうございました。

 ある日を境に,私のブログで犬山関係の記事へのアクセスが急増しました。

 何か理由があるのでしょうか?

 さて,適当に改行を入れて,ここでご紹介させていただきます。

**************************

 犬山が学テつくれば犬山成績いいのではなんておかしなこと。・・・・1

 ここまでわかるようにしておくというラインは市ごとに変わってはおかしい。・・・・2

 一番の問題は犬山の教育が犬山市民や保護者の声を反映させていないということ。・・・・3

 市民でもない校長 無名な左派教授が授業おかしくし 子供につく力もついていない。・・・・4

 いくら威張りはっても市外で通用しない教育では気の毒なんは子供保護者。・・・・5

 政治家が票集めのためにめちゃくちゃにしたいい例。・・・・6

 ある中学で子供が授業して教師がチョーク握らず教育実習教官のようでつく学力もつかない。・・・・7

 子供は自分の研究の道具でもモルモットでもないはず。・・・・8

 印税を市民に還元してはどうか。・・・・9

 どうせ呼ぶならもっと実績ある有名な教授にしないと。・・・・10

 他の悪口言ったり書いたりしているだけで市民に何もメリットなし。

****************************

1 犬山市に限らず,どこでも独自の学力調査を実施するのはかわまない,というのが私の見解です。

  なぜなら,その問題によって,「どのような学力を調査したいか」が手に取るように分かるからです。

  問題作成を市の教員にやってもらうのなら,なお賛成です。

  問題作成能力は,教員の指導力と密接な関係があります。

  いい問題がつくれる教員は,必ずいい授業をしています。

2 そうですね。だから,市の調査だけでなく,全国調査にも参加することで,効果が倍増するのです。

3 すべての人に納得のいく教育をするのは難しいですが,少なくとも文部科学省の学習指導要領にのっとった教育が実現できているのかどうかをチェックする機能はほしいですね。それができた上で,犬山市の教育の特徴を出すのがいい方策でしょう。基礎・基本を身に付けさせてほしい,という願いが実現されているかどうかのチェック機能は大事だと思われます。

4 そういう方に,自分たちが求めている力が身に付いているかどうかの検証をしてほしいのですが,そういう人が訴えている力は,測定不可能な力であることが多いのです。だから,検証は不可能なのですね。
 批判される材料がない立場ほど安全な場所はありません。

5 気になるのは,今,全国でランキングをつけていますが,そもそも1位の県ですら,点数が高くないことです。こういうことを言っている人はあまりいないでしょうけど。

6 橋下知事が批判されているのと逆の立場でも同じ意味で,批判の対象になり得る,ということですね。

7 実際に教育現場に足を運べば,教師の指導力は手に取るようにわかるはずです。

8 独自の教育実践を行うときには,事前によく説明しておくことが大事ですね。でも,実際には,人がやって成功した,なんて実践を真似して,結局,失敗する授業はよくあります。

 こういう教師には,果実をとってくるのでなく,土を持って帰ってほしい,というアドバイスを送りたいです。文科省にも,こういうことが言える人はいます。

9 小学校教師はひまなので,原稿執筆で小遣い稼ぎをしている人がいますね。こういう人には,「もっともっと自分の教室の子どもを教育して下さい」という声を集めてあげてほしいです。でも,勤務時間でさよならされるのは,公務員ですからやむをえませんね。サービス業の魅力が際立つ例です。

10 有名な教授というのが,なぜ有名なのか。そこが大事なところですね。教育関係の教授で,議論に耐えうる人が,いるのか。テレビの討論番組でも,かならずやり込められる立場にならざるを得ないのがこういう人たちです。

 学力の話をしているのに,心の問題などにすりかえていく,ひどいのになると「家庭の問題」だと言い出す。

 これから,経済の面でも坂道を転がり落ちるように悪化していくようなことになれば,真っ先に槍玉にあがるのは教育でしょう。

 相手が公務員だと,自分自身は安泰なので切実感がない。そこでいらいらするのが市民の立場ですね。

 先日のニュースでは,企業の中には,積極的に留学生をターゲットとした雇用に乗り出そうとしているようです。

 スーパーマーケットも海外進出の時代ですからね。

 日本の大学生が,「余り始めている」。

 日本の子どもの将来,危うしです。

 子どもに批判的な精神をしっかりもってもらうために,まず親や地域がしっかりとした根拠をもって今の学校教育の課題を批判する姿勢を見せるべきでしょう。

 「モンスター」などと呼ばれることを恐れずに。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教師教育・教員養成へにほんブログ村 経営ブログ 仕事術へ

« 「教育に情熱をかける教師のために」のdolceさんへの公開質問状 | トップページ | 内閣府の不気味な仕事術 ~GKB47~ »

教育」カテゴリの記事

教育改革」カテゴリの記事

学習の評価」カテゴリの記事

ブログネタ」カテゴリの記事

学校評価」カテゴリの記事

学力向上」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 犬山市は政治や学者のおもちゃになっているのですか?:

« 「教育に情熱をかける教師のために」のdolceさんへの公開質問状 | トップページ | 内閣府の不気味な仕事術 ~GKB47~ »

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より