ウェブページ

最近のトラックバック

本の検索・注文


  • サーチする:
    Amazon.co.jp のロゴ

« 5分で読める23分間の奇跡 | トップページ | できて当たり前の仕事術 »

教師の仕事術

 経営のカテゴリーの「仕事術」にも参加させていただくことにしました。

 教師の「仕事術」なんていうと胡散臭いですが,仕事=教育に向かう姿勢が教師には問われているわけであり,たんなるテクニックではなくて,教育への思い,指導の理念も織り込んだかたちでの「仕事術」を追究していきたいと考えております。

 教師にとっての仕事術とは,教育や指導の技術の面であったり,芸術性であったり,時には忍術=忍耐術?であったり,戦術であったりするものです。

 大事なのは,どんな技術,ではなくて,何のための技術,なぜその仕事術が必要なのか,それを考えることなのだと考えています。

 問題解決学習とは何か,ではなくて,問題解決学習(のような学習)が,なぜ求められているのか,そういう面に目を向けていかない限り,意味はないでしょう。

 基礎・基本を学んでいる場面でも,問題はいくらでも生じうるし,そういう問題に気づいてこそ,そしてそれを解決するための努力を積み重ねるからこそ,基礎・基本は身に付いていくのです。

 学力とは何か,ということばかりに目が行って,先に進めないような人間が,教育現場にもたくさんいませんか。
 
 「何か」から「なぜか」に問いを持って行けない人が常にぶつかるのが,「行き止まり」という壁です。

****************

 さんざん悪態をついていたdolceさんが,逃げ道を失って最後にたどりついたのが「受容的態度の大切さ」って何だか泣けてきますね・・・。

 教育を何とかしたいという気持ちは分からないでもないのですが,やはり授業実践がない,というのが致命的な欠陥です。

 ヨーロッパの音楽家の作品を,「楽譜が読めない人間にもすぐに演奏させることができる」などと言ってくれればまだ読む気にもなりますが,「記憶を問うテストでは不十分」一辺倒では,何の説得力もありません。

 テストはどんな内容か,というところにすら目がいかないようなので,なぜテストをするのか,という問いなど追究することは不可能でしょう。

 そもそも,テストには特定の正解があって当たり前,という発想しかない人に,「学力調査」の意味は理解できないでしょう。

 コンピュータばかりをいじっている人の頭には,「伴奏はコンピュータがやるから,人間は必要ありません」と言えて当たり前の思考回路があるのです。

 なぜ,人間が伴奏するのか,そういう質問はしてはいけないのでしょう。

 こういう人には,「演奏もコンピュータでいいんじゃないですか」という質問は,もちろん厳禁です。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へにほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村 教育ブログ 教師教育・教員養成へにほんブログ村 経営ブログ 仕事術へ

« 5分で読める23分間の奇跡 | トップページ | できて当たり前の仕事術 »

教育」カテゴリの記事

教育改革」カテゴリの記事

学力向上」カテゴリの記事

教職教育」カテゴリの記事

仕事術」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 教師の仕事術:

« 5分で読める23分間の奇跡 | トップページ | できて当たり前の仕事術 »

2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より