内閣府の不気味な仕事術 ~GKB47~
GKB47。
何のこと?
GKとは,ゲート・キーパー=悩んでいる人を見守って自殺を思いとどまらせる医師らのこと。
Bとは,ベイシック=その役割を幅広く国民各層に担ってほしいとの願いを込めた言葉だということ。
47=都道府県の数。
内閣府自殺対策推進室が考え出したキャッチフレーズだそうです。
異論が出されているそうですが,批判する意欲もわかないようなネーミングですね。
ただ,これだけ馬鹿らしいキャッチフレーズで自殺防止を訴えようとすることが,逆に効果的かも,などと思ってしまいます。
教育現場の話をちょっとしますと,もう異次元のわけのわからなさを発揮する教員は,「指導力不足」から除外されていくのです。けっこう,子どもも言うことに従ってしまう。
刃向かうと「何をしでかすかわからない」という恐怖が,子どもに「ちゃんと話を聞いているふり」をさせて,外部からは教育が成立していないことに気づかれない場合があるのです。
それに類する何とも異様な気分を味わわされました。
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