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観点別評価に関する学校評価

 学校という職場に入ると,いかに多くの職務があるか,ということが,「点検すべき項目」だけを見てもわかります。

 教育実習で学校を訪れたら,可能な限り「昨年度の学校評価の総括」を見せてもらってください。

 もし拒否されたら,あなたが勉強して知っている法律を根拠に,もう一度,請求してみてください。


 生徒の学習評価が適切に行われているか,適切に行う努力をしているか,という点検項目をご紹介しましょう。


 学習評価を評価する場合は,学習指導の評価とセットで行う必要があることは言うまでもありません。これは一部を(  )内に示しました。

○項目○ 信頼性の高い観点別学習状況の評価が行われているか

チェック1  学習指導要領に示された目標・内容をよりどころにした評価規準と評価時期,評価方法が作成できているか。
       (学習指導要領に示された目標・内容をよりどころにした年間指導計画,単元ごとの指導計画が作成できているか)

チェック2 作成した評価規準やそれぞれの評価場面における評価方法等をどう見直し,具体的にはどのような修正を行ったか。
       (学習評価を踏まえ,学習指導の内容や方法をどう見直し,具体的にはどのような改善を図ったか)
*ここが最重要。

チェック3 他校の評価規準や評価方法等との比較・検討やすり合わせを行ったか。
       (他校の実践と自校の実践はどのように異なっているか,同じ教材を活用して効果的だった単元は何か,など)

チェック4 校内において,より多くの教員の考えを反映し,評価規準,評価方法,総括方法等を定めたり,修正することができたか。
       (校内において,他教科の教員お実践で参考になったことを受けて,指導をどのように改善することができたか)・・・以下略

チェック5 学年,教科を超えて情報交換を適宜行い,教員の評価の考え方や進め方についての意思統一,共通理解を図ったか。

チェック6 校外の研修等に積極的に参加し,研修内容について校内で発表するなどでして,共有の財産にすることができたか。

チェック7 評価に関する校内研修(授業研究を含む)を充実させることができたか。

チェック8 評価について,学年・学校通信,各種懇談会,学校ホームページなどの多様な方法で情報発信できたか。

チェック9 なぜそのような評価結果になったのか,という声に対して,明確な根拠に基づいた説明ができるようにしてあったか。実際に,どのような相談が寄せられ,どのように解決したか。

チェック10 広く実施された学力検査結果や各種調査結果等のデータを利用し,自校の状況と比較検討し,課題を発見してその解決に向けて努力することができたか。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より