「家政婦のミタ」への期待
本当に愛情をもっている子どもには,
媚びるような親ではなく,
甘やかす親ではなく,
厳しく接することができるはずだ・・・というメッセージは,
教育現場には,
本当に愛情をもっている生徒には,
媚びるような教師ではなく,
甘やかす教師ではなく,
厳しく接することができるはずだ・・・という形で響いてきます。
しかし,ただ厳しく接することはできても,厳しく接する生徒に対して,愛情も感じさせることは簡単ではありません。
愛情を感じながら,厳しく接することも,簡単ではありません。
自分を忘れることができたら簡単そうですが,人間,そう簡単でもありません。
裏の裏を見てきた私には,「感動させようとする意図」が見えてしまうので,そう思えるのかもしれませんが,「耐えている自分」に酔うことができたら,実はそんなに難しくはないのです。
制作者は,今,どんなふうに酔っているでしょうか。
いよいよ明日が最終回ですね。
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