教師の仕事力【12】エネルギー源
好きなことへのエネルギーは枯れないといいます。
しかし,好きでないこともしなければならない。
そういうときのマイナスのエネルギーが大きい人がいます。
それをどう極小化していくかが教育という仕事でも鍵になるでしょう。
何でも子どものためになっていると考えることができればいいのですが,中には明らかに大人のためにやっていることだと分かる仕事があります。
しかし,そのなかにも,考えようによっては子どものためになることもある。
好きなことに結びつけようとする直感力が高い人は,どんどん伸びていきます。そういう人は,持続力もあるし集中力もある。好奇心も強いので,よりよい仕事の方法を見つけてしまうかもしれない。
逆に,嫌いなことに関して非常に敏感な人がいる。こういう人は姿勢が逃げですから,新しい発見はできない,
人から信頼されない,コミュニケーションを避けるようになる,などの弊害が多く出てきます。
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私は,変なたとえですが,自分のエネルギー源を「水力」「火力」「原子力」に分けて考えるようにしています。
水力は,大きな流れに逆らわず,その勢いに乗ってするものです。パターンが決まっている仕事をするときは,水力発電です。
火力の場合は,石炭や天然ガス,石油がありますが,これは様々なタイプの子どもからエネルギーをもらって燃焼していくイメージです。若いときはこのエネルギー源が主力ですが,資源の枯渇が心配になります。
そこで原子力の登場ですが,核分裂だけでなく核融合のイメージも想定して,いかにクリアに,クリーンにエネルギーを生み出すかが勝負です。
直感や経験だけでなく,理論も重視します。
さらに,太陽熱や太陽光,地熱,風力などもありますが,それらは学会や研究会などに対応させてあります。
一日分のエネルギーを使い切ったときの爽快感は,何とも言えません。
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