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事務はできるが授業ができない教師

 「学校現場で事務的な仕事をやらせれば即戦力だが、授業をさせると授業にならない

 そういう嘆きが現場から聞こえてきます。

 そういう現状を、教員採用にかかわっている人で肌で感じられる人はほとんどいないでしょう。

 公務員と教育公務員の違いは給料の差でしかない、という感性が、公務員らしい感性です。

 教師などは、「その仕事のどこがおもしろいの?」という感性で一般の公務員を見てしまいますが、一般の公務員にとっては、「そもそも仕事っておもしろいものなの?」という思いの方が強そうに見えます。

 平安貴族の公務と、江戸幕府の役所の仕事と、今の官僚の仕事と、「仕事のおもしろさ」は何がどの程度変わっているのでしょう。

「100ページの1文」(09/11/04)より

子どもは大人の鏡

 教育は、このように、生徒の実情をしっかりと読みとり、生徒が求めていることを見つけ、それに応えていくことで効果的に行うことができます。

 子どもとコミュニケーションがとれない、という理由で教師を辞める人が増えています。

 果たして、「子ども以外」とならコミュニケーションがとれるのか?・・・という疑問も残りますが。

 このような本を読んで、みんなが「理想の教師」に近づくことは可能でしょうか。

 ・・・実は、コミュニケーションというのはハウツーでどうにかなる部分と、「本心」で決定しまう部分の割合が1対9くらいの関係なんですよね。

 だから、「なってない」と見える先生の方が、何倍も子どもから信頼されている実態がある。「どうして教科書通りに子どもに接しているのに、子どもはこっちを向いてくれないのか・・・」

 子どもは自分の鏡だからでしょう。

教師学入門

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より