藤田晋の成長学・教師編37 学習の大切さを分からせる道具
セオリー№37 目的がぶれなければ交渉は負けない
なぜ学習は大切なのか,子どもに聞かれたとき,目で見て分かりやすい説明用のツールをもっているという教師はどれくらいいるでしょうか。
もし「学習の大切さを子どもに分からせたい」「なぜ学ぶ必要があるのかに気付かせたい」という「目的意識」をしっかりと持っている教師ならば,それを達成するための手段をもっていてしかるべきでしょう。
これが,単なる自分の体験とか,「いずれ分かる」という言い方で逃げているようでは,「学ぶ先輩」としての教師はそこに存在しないことになります。
そのツールを利用して,本当は10段階のレベルがあって,3のレベルでもいいのに,人によって,場面によっては5とか7のレベルまで要求してしまうことも可能です。
それは「交渉術」の一つでもあり,小さいステップを積み重ねていくうちに高いレベルの要求に応えさせることが可能になる・・・そういう教師を目指していきたいものです。
« 人を不幸にする不幸な存在 | トップページ | 記憶に頼ろうとすれば思考は停止する »
「教育」カテゴリの記事
- 教員になりたての人がすぐ辞める理由(2019.01.12)
- 教育は「願ったもの勝ち」「言ったもの勝ち」ではない(2019.01.08)
- 「一人も見捨てない」は罪な要求である(2019.01.04)
- 列で並ぶこと自体が好きな?日本人(2019.01.01)
「藤田晋」カテゴリの記事
- ネガティブに考え,ポジティブにオリジナルをつくる仕事術(2012.02.03)
- 「仕事術」によって創造力が奪われる(2012.02.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント