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指示に従っても学力が向上しない場合 ふり返り366日【08/6/16】/昭和12年に登場

 昨年,「関心・意欲・態度」についての誤った評価方法をご紹介していますが,これは学習指導要領に示された「目標」には適合していないものの,教師自身が独自に達成させようとしている「目標」には適合しているものであり,その行動自体が無意味なものとは限りません

 ただ,この例では,取り組ませたいことは「それをやれば終わり」というものではないので,やはり「全員に取り組ませること」=全員にAがつくまで指導(強制)することが必要になるでしょう。それが達成できなければ,「その次」の目標(それは明らかではありませんが)を達成することができないと教師が考えているはずだからです。

 中学校ではあまり一般的ではないと思われますが,小学校でこわいのは,知識・理解面,思考・判断面はしっかり習得できていて,その活用も十分にでき,探究的な学習にも踏み込めるのに,他の生徒と同じように「ノートづくり」の指導ばかりに力を入れられて,それができていないだけで「関心・意欲・態度」の評価が低くなり,結果,評定が低くなる・・・そういうことがないか,という危惧が持たれています。

 学習指導要領が示した目標ではなく,教師が示した目標をもとに行われている評価がどの程度存在するのか,厳密な資料収集・分析は行われていないでしょう。
 保護者の側は,そのような評価に対しては修正が要求できますが,もともと何を目標としていたのかが分からなければ,手も足も出ません。

 下の例は,厳密には「教師の指示通り行動できるかどうか」が評価の基準であり,教師の評価活動は容易(時間はかかるが)なものです。

 問題は,指示通り行動できているのに学習指導要領に示された目標が達成されていない場合,評価活動とは何のためにあるのか?ということに子どもが気付いたらどうするのか,ということです。・・・いいえ,もうすでに子どもは気付いており,合理的な行動をとっているのかもしれません。

08/6/16 評価に対する無知と無関心  先日もらった教育資料の中に、毎時間の小テストによって成果を残したという方の実践が紹介されていました。  毎回の得点を記録させ、小テストノートを作らせているこの教師は、観点別評価の「関心・意欲・態度」の評価を、以下の4つの規準で行っているといいます。  ・しっかりと問題に取り組み、  ・○付けと訂正をしっかりやっているか、  ・きちんと貼って管理しているか、  ・毎回のテストの得点を記録欄に記入しているか  言うまでもないことですが、これは教科の目標に準拠した評価の観点ではありません。  社会科で言えば、「社会的事象への関心・意欲・態度」が評価の規準であるべきで、たとえば中学校の地理的分野で扱う「世界の地域構成」では、「生活舞台としての地球に対する関心を高め、地球上の位置関係と水陸の分布、国々の構成と地域区分を意欲的に追究し、世界の地域構成をとらえようとしている」ことがこの観点の評価規準です。  この教師は、おそらく教科書の太文字で書かれたような用語を理解して覚えていることが「基礎」だと勘違いし、観点そのものについてはほとんど理解していないようです。  問題はこれだけにとどまらず、「現任校では、・・・私ともう一人の教員が同じ学年の社会科を分け合って担当した。定期考査は同じ問題で実施したが、ほぼ毎回、私が担当したクラスの方が平均点がよかった。証拠は何もないが、私は小テストが大きな原因ではないかと密かに自負している」といいます。  実験校ならともかく、公立の中学校でこのような教師の実践が行われないようにすることが管理職のつとめであり、問題の解決には人事考課制度や学校評価が機能する必要があります。

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昭和12年(1937年)がスタートのもの
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○母子保護法が公布され,13歳以下の子どもをかかえる貧困の母または祖母の生活扶助などを規定。
○防空法が公布され,鉄骨・鉄筋コンクリート造りの建造物が増加する。
○保健所法が公布され,初めて保健所の名称が使われる。
○東京・明治座で,劇場初の冷房装置が設置される。
○横浜ヨットハーバーが完成。
○和光堂,わが国初の離乳食「グリスメール」を発売。
○東京の尋常小学校で,結核のレントゲン検査が始まる。
○9月11日,東京・後楽園球場が開場。
○第1回関東ハンドバール選手権大会が開かれる。ハンドボール初の正式試合。
○アメリカにプラスチックボトル登場。
○デンマークの体育大学で学んだ広田兼敏がバドミントンを紹介。
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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より