携帯が道具か,自分が携帯の道具か/昭和10年の流行
学校ケイタイの空想を読んで,「何だか学校に強く管理されているみたい(で嫌)」と感じてくれたとしたら,携帯電話をもっている人間が,どれだけそのツールに「管理」されている存在なのか,ということに思いをめぐらせるチャンスになるでしょう。
「メールの返信が早いほど相手を思いやっている」「遅いのは相手に失礼」
など,新しい「行動規範」が登場してふりまわされている人間が多いのではないでしょうか。
携帯が道具なのか,自分自身が携帯(の利用で利益を上げている企業)の道具になっているのか,見極めるタイミングというのが必要でしょう。
昭和10年(1935年)がスタートのもの
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○アメリカのクルーガー・ビール会社が世界初の缶ビールを発売。
○「もんぺい」を改良した新型作業ズボンが考案される。モンペの始まり。
○アイスランドで妊娠中絶が合法化される。世界初。
○アメリカ・ウィスコンシン州の裁判所で,暴行犯の裁判に世界で初めてウソ発見器が使用される。
○国鉄に女性車掌が初登場。
○ドイツが世界初のテレビ定期放送を開始。その後,フランスでも。
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昭和10年(1935年)のブーム・流行
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○手足を美しく見せたいという風潮が広がり,脱毛ブームが起こる。脱毛剤が流行。
○女学生の間に,「君,ボク,失敬,何言ってやがるんだい」などの男言葉が流行。
○女の子の間に千代紙が大流行。
○ペットとして犬を飼うことが流行。
○高層ビルで働く人々に「ビル病」が流行。一種の神経衰弱症。
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