敬語指導反発の盲点/昭和9年・下痢に効く食べ物とは?
「先生方には敬語を使うように」という指導が家庭訪問で保護者を通して子どもに伝えられた,という話は,それが「強制」にあたるか,あたらないか,という問題もさることながら,私は「なぜそのような指導が家庭訪問という機会に保護者に伝えられたのか」ということに関心がいって仕方がありません。
極端な話,Aさんという方の担任は,指導力不足教員なのではないか,という疑問すら浮かんできます。
家庭訪問ですから,Aさんと担任が面と向かって会話をし,何の脈絡もなく,その理由の説明もなく,「敬語を使うこと」を伝え,それが「強制」のように聞こえてしまったのであれば,担任教師のコミュニケーション能力に課題があるということも考えられます。
そもそも,Aさんのお子さんと担任との関係がうまくいっていないことが背景にあるのなら,余計なお世話かもしれませんが,Aさんに対して,「担任とどのような関わり方をすべきか」とアドバイスするのが有効的なのではないかと考えてしまいます。
ですから余計に,「答えになっていない」という感覚が強くなります。
あるいは,「敬語」の話題なので,教師ー子どもの関係ばかりに目がいってしまっていますが,学級の子ども集団(あるいは特定の子ども)から悪影響を受けている子どもをもつ保護者の悩みというのが盲点になっている可能性も考えられます。
突飛な想像ですが,他の保護者からの要望を受けての「敬語指導」ということも考えられるわけです。
私が「原因」「背景」にこだわる理由はまだまだありますが,少しパソコンから離れられているAさんが戻ってこられたら,可能な範囲でお聞きしたい内容です。
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昭和の家庭史トリビア?【第39問】
昭和9年(1934年)の話です。
この年,あるものが下痢によく効くということで,人気が急上昇したそうです。あるものとは?
① リンゴ
② みかん
③ すいか
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【第38問の解答】
③の,728人でした。
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