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歴史資料に基づく勘違いの法則 ~写真資料の落とし穴~

 普通選挙法が成立した大正時代は明るく,続く昭和時代は暗く描くのが,「普通」の教科書です。
 
 しかし,短い大正時代にも戦後恐慌震災恐慌と決して明るくない事態は起こっており(治安維持法の制定も同じ),確かに金融恐慌から世界大恐慌後昭和恐慌農業恐慌と経済の混乱は続いていたわけですが,「昭和初期」は決して「暗黒」の時代ではなかったことが,詳しい年表などを調べるとわかってきます。

 東京のような都市と農村では大きな格差があるため,都市の「明るい」イメージだけで時代像をとらえることももちろん誤りなのですが,日本人の極端に偏ったイメージを持ちやすい癖をなくすためには,固定観念から自由になる方策を用意しておく必要があると考えています。

 もちろん,「暗い」「明るい」以外の時代のイメージも大切です。

 私が年表を読んで以外に思ったのは,

 「関東地方では,大正時代まで板張りに座って料理を作っていたが,昭和初期から立って作る立式台所が普及した」ということ。(関西以西では以前から土間床に立って作る方式)

 「一般家庭にガラス戸が流行した」こと。

 「肉屋と魚屋に,冷蔵庫を備えることなどを義務づけた」のが警視庁だったこと。

 「1926年に,文部省がソフトボールを小・中学校の体育教科に採用」したこと。

 どこかで読んだ記憶もありますが,「人見絹枝,スウェーデンで開かれた第2回世界女子陸上競技大会に単身で参加し,走り幅跳びに5m50cmの世界新記録で優勝」=「日本女子選手の国際大会初優勝」があったこと。

 消えていく習慣などもありますが,このころが始まりだったこともたくさんあるようです。 

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昭和の家庭史トリビア?【第5問】 
 昭和元年(1926年)の話です。(5月ですので今回も大正15年です)
 別れ話に悲観した青年が飛降り自殺を図りました。その第1号?だったようです。
 どこから飛降りたのでしょう?
 ① デパート
 ② アパート
 ③ 日本橋

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 【第4問の解答
 ② 男性は洋装797人・和装349人,女性は洋装22人・和装494人だったそうです。洋装の女性はたいへん目立っていたのでしょう。だから写真がたくさん撮られているのですが,そういう写真ばかりを見ていると,当時は洋装の女性が多かったのだと勘違いしてしまいます。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より