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公立中高一貫校の入学選抜の問題点

 公立中高一貫校の問題点を昨日のTV番組で取り上げていたのを,家で録画してくれていたので,目を通してみました。

 ゲストの雑談の中で,6年間メンバーが固定化すると,人間関係で問題があったときにつらいこと,中学校卒業時に,みんながさまざまな進路に分かれていくことを知るだけでも,人間的に成長できるが,中高一貫ではそれが難しいことなどがふれられていました。

 そしてメインのテーマは,受験(適性検査による入学選抜)倍率が高くなり,私立中学校と同じような競争=塾にたよらざるを得ないことがおこっている,そして,それは経済格差を反映するものになり,結局私立の実態と変わらないことになる,そういうものでした。

 公立の入試選抜なので内申点の比重が高いところでは,小学校の評定で「3」ではなく「2」があるだけでかなり合格には不利になり,学校での学習をがんばるという点ではよいのでしょうが,問題は,適性検査に対応できるかどうか。

 公立中高一貫校につとめている先生にお聞きすると,やはり塾で訓練をしてきている子どもは強い,という話でしたので,公立中進学のための塾通いが今後も増え,「ゆとり」どころではない,ということになりそうです。

 ただし,そもそも「ゆとり」自体が目的ではなく,「ゆとりのなかで~の力をつける」ことが目的なので,「~の力」がついていないことには話にならないのですが,「高得点をとるコツ」を知っているか知らないかはかなり合否に影響しそうで,特に国語力,表現力を磨いておく必要があるようです。

 小学校のカリキュラムの中で,このような力をしっかり身に付け,中高一貫校入試に十分対応できる学力をつけること=学習指導要領どおりの力を身に付けさせることを「ウリ」にした学校が今後増えてきてもおかしくないのですが,その成果を競う状況になってしまうと,今度は「評定の不正操作」の問題が浮上してしまいます。

 公立中学校では「成績一覧表」というのを作成する義務があるので,このような不正は防げますが,今のところ,小学校の評定にこのしばりはありません。

 担任が何を書くかで入試の重大な資料が決まってしまいますので,この部分を受験生,家庭,学校,受験校で透明に把握できるような仕組みが今後求められることでしょう。

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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
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  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
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  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
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    「楽毅」第二巻より