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1番・坂本というチーム状況

 5月に入っても打順がほとんど定まらない巨人でしたが,とうとう4割バッター坂本の1番起用という日がやってきました。

 そして飛び出したサヨナラHR。

 サヨナラHRが飛び出した直後の原監督と伊原ヘッドコーチの握手の場面には,伊原ヘッドの提案で1番・坂本が実現したのではないかと思わせる雰囲気がありました。

 弱いチーム,負けが込んでいるチームでは,調子のよいバッターを上位にまわす,という作戦がとられることがあります。

 坂本1番という打順は,6日の横浜戦の結果からはオーライでも,「他に1番を任せられる選手がいない」というチームの危機を物語っているものとして私はとらえています。

 それにしても,坂本という選手は,想像以上に頭を使って野球をしている選手だということが,ヒーローインタビューからもうかがうことができました。

 また,自分の野球のスタイルをもっているだけでなく,1番打者として求められる資質への対応も見事に4打席目で果たすことができました。

 敵チームから,「意外性」ではなく「実力」を警戒される選手に成長していく4月・5月を目の当たりにしています。

 篠塚コーチも喜んでいることでしょう。

 巨人の連覇のキーマンになったことは,間違いありません。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より