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WBC・際立つ韓国の強さ

 野球はピッチャーの好調さが打線の勢いを呼び,打線の勢いが投球の余裕と大胆さを呼ぶ,この理想的な好循環をつかんだ側が当然,有利になります。

 今日のキューバ戦は,ストレートもスライダーもきれていた松坂のいいピッチングがすべてだとも考えられますが,キューバもエースで戦っており,得てして「投手戦」になる場合も多いわけです。

 キューバのエースを日本打線が攻略できた鍵は,「変化」にありました。

 ボールを見る1・2回,積極的に打ちに行く3回。

 積極的に打ちに行けたのは甘いコースにカウントを取るためのボールが来たおかげでもありますが,「甘いボールを呼び込む」作戦が的中した形です。

 相手の動きの「変化」に気付くのが遅れたのと,松坂の左右を揺さぶる「変化」に対応できなかったのが,キューバの敗因となりました。

 テレビでは「事実上の決勝戦」という紹介もありましたが,ちょっと首をかしげたくなってしまいます。

 日本の次の大きな壁は,韓国戦です。

 強いチームには,小手先の技は通用しないわけで,調子のいい選手をどんどん起用して,「勢い」を味方につけるしかないでしょう。 

 それにしても,ミスもたくさんありながら大崩れしない韓国の強さは際立っています。

 予選の緒戦のように,ワンサイドゲームになることはもはや想定しにくいでしょう。

 「切り替え力」が勝利の決め手になってくるのではないでしょうか。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より