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社会科教師の逆コンピテンシー その1 授業への不安

 ①自己(教師自身)の分野は、「○○先生と学ぶ社会科は、楽しくないし、充実しているとは言えない」と生徒が感じてしまう逆コンピテンシーです。
 今回はそのうち、「自己統制力(①自己・A実行力)」不足による問題です。
 「生徒に対して威圧的である」と言われる私などはこれにあてはまる素質が強いのですが、具体的には、教師の立ち振る舞い、言葉遣いなどのせいで、生徒が安心感をもってのぞめない授業が展開されていることです。
 「安心感」は「信頼感」という言葉で置き換えてもいいかもしれません。
 他の逆コンピテンシーと複合的に表れるこの問題は、戦略でカバーできる可能性もありますが、生徒に苦痛を与えていることを考えれば、すぐにでも改善したいことです。
 社会科の場合、ありがちなのは、「この先生は右と左、どちらに偏っているのか?」ということに生徒が関心を持ち、場合によっては、それに合わせた論理を展開していかないと、成績に差し障るケースがある。
 このような偏りは見えやすいので生徒も対処の方法がありますが、難しいのは、「自信がない」ことが見えてしまう教師の場合、子どもがどこまで思いやりの目で見られるか、ということです。
 あまり誤字や脱字が板書で多かったり、難読地名や人名などが読めなかったりすると、その専門性が疑われ、たちまち信頼を失ってしまいます。
 ただ、この逆コンピテンシーには「逆の意味のよい効果」・・・「(間違ったことを教えられている可能性があるので)教科書や参考書をきちんと読んでおかなければいけない」という学習への自覚を高める効果もありそうです。
 【試験問題】 できる生徒はよりできるようになるのはよいにしても、できない生徒はできないまま、という結果にならないようにするには、どうしたらよいのでしょうか。
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コメント

コメントありがとうございました。
この問題は、問いがどんどん連鎖していくことが想定され、口頭試問でやるなら、「根気強く議論が続けられるか」「揚げ足をとるような質問に冷静に対処し続けることができるか」などの資質を確かめることができます。「教師ならどうでしょう」「何度言ってもわからない親はどうすればよいでしょう」・・・すぐに正解を知ろうとするのは、子どもも教師も同じかもしれませんが・・・。

おはようございます、授業に遅れてる子はやはり放課後残って教えるしかないと思います、私らの時はよく居残り勉強させられましたね、できるやつから帰れるのです、だから必死になりました、

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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より