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経済格差は学力格差の背景。学力格差の真因は指導力格差。

 たびたび引き合いに出して恐縮ですが、教育社会学者の苅谷剛彦が学力格差の原因は経済格差にあると言ってから、指導力のない教師たちに安心感を与えてしまいました。それが指導力格差の拡大を招きました。
 マスコミと同じで、そういう教師たちが攻撃できるのは文科省や教育委員会しかありません。ろくに食事も与えない親、学習意欲が乏しい子ども、指導に工夫をしない教師たちは脇において、要求だけは熱心です。
 上位層があまり抜けていない公立小学校で、教師の指導力格差は目に見えやすい問題です。
 41人学級でも立派に学力をつける教師がいる一方、10人以下の学級を崩壊させる教師もいます。こういう教師の指導力格差に、私共空間の主人公である教師は目を向けませんが、そういう教師以外の公共空間に生きる人々は(指導力不足の教師にあたったときに特に)不満を抱いています。学力調査の問題でもわかるように、社会生活に生かせる力をつけてもらうことを親は望んでいます。「経済的に困難な家庭が多い地域なので高い学力は期待できない」という前提の教師が多い学校(学級ごとの格差が指導力格差の根拠となる)と、「経済的に困難な家庭が多い地域だからこそ最低限の学力をつけさせよう」という意欲の高い教師の多い学校とでは、必ず格差が出てしまいます。ある学校では、3年かかって教師を総入れ替えし、それを実証してしまいました。

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より