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齋藤孝「教育力」から教師の「逆コンピテンシー」を読むーその4 発問力・多問多答へ

 教師の自問自答型から教師と生徒の多問多答型へ
 (逆コンピテンシーその4 「北風発問」・・・「戦略遂行力」「論理追求力」などに課題)
 発問力については,数多くの失敗と関連がありますが, 「42:「独り言」で子どもの思考放棄をさそう」でくわしくふれています。
 齋藤孝「教育力」では,「教育の祝祭的瞬間」として,生徒が自由な発想ですばらしい答えを生み出した例を述べていますが,私のコンピテンシーモデルでは,「太陽発問」として紹介しました。太陽発問は生徒がコートという殻を脱ぎ捨て,自分の思いや考えをオープンにしてくれるような問いで,逆に「北風発問」は,生徒の殻をきつく閉じさせてしまう問いです。
 自問自答(自分で答えを言ってしまう)レベルから多問(多ヒント,北風)一答レベル,一問一答(けっこう子ども受けするので授業のペースをつかむために使う場合がある)で満足するレベル,一問多答レベルを経て,多問多答型へと進化しなければならないということです。
 齋藤孝の他の著書に,「質問力」がありますが,これは教師向けというより社会人,インタビュアー向けです。ぜひ次は「発問力」という本を書いてほしいですね。(もうそれに類する本が出ているかもしれませんが)
 
参考 齋藤孝「教育力」(岩波新書) 19頁より
「教師の実力が問われる勝負どころは,発問力である。問いがぼんやりとした凡庸なものであるならば,生徒たちは深く考えることができない。問いを発するという行為は,実に教育者らしい行為なのである。」

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  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より