教師を見習う子どもたち
外をもって仕えている者は信用するに足りぬ。つまり男でも女でも内なる容姿というものがあり、その容姿のすぐれている者こそ、依恃(いじ)にあたいする。
参考
「奇貨居くべし 春風篇」(宮城谷昌光著)中公文庫
143頁
教師の失敗―31
自分が上司に従いたくないから子どもが自分に従わない
多くを説明する必要はないかもしれませんが、
主に生徒指導という側面で、学校の内部で起
こっている問題の原因が教師の側にあるという
ことを、何度となく実感した経験があります。
教員の中には、「教育委員会嫌い」「指導主
事嫌い」を公言して憚らない人たちがいます。
「余計な仕事を次々によこして!」という怒り
もわからないではないですが、それはおそらく
子どもが教師に向けている目と同じです。
子どもは、「反権力ムード」を肌で感じながら、
大人と違ってうまく感情をコントロールできずに
反社会的行動に映していく存在でもあります。
では管理職や主任にぺこぺこしている教員
ばかりならよい学校になるでしょうか。
それは、管理職や主任から具体的にどんな
命令が出ているか、教員がどの程度の判断力
と行動力、指導力をもっているかによりますが、
子どもは、やはり「容姿」を見破ります。
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