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5 ガイダンスの機能の充実(第1章第4の2(5))

5 ガイダンスの機能の充実(第1章第4の2(5))

(5) 生徒が学校や学級での生活によりよく適応するとともに,現在及び将来の生き方を考え行動する態度や能力を育成することができるよう,学校の教育活動全体を通じ,ガイダンスの機能の充実を図ること。

 現在,学校や学級の生活に十分適応することができないなどの理由から,学習への意欲を失ったり,人間関係にかかわる問題を抱えたり,あるいは不登校の状態に陥ったりする生徒が見られる。また,学習における選択や進路の選択に当たって,目的意識をもたず,選択に当たって適切に対応できず,自分を見失いがちな生徒も見られる。こうした課題も踏まえ,学校生活における生徒一人一人の自己実現を進めていく観点から,本項が規定されている。
 ガイダンスの機能の充実を図ることは,すべての生徒が学校や学級の生活によりよく適応し,豊かな人間関係の中で有意義な生活を築くようにするとともに,選択や決定,主体的な活動に関して適切な指導・援助を与えることによって,現在及び将来の生き方を考え行動する態度や能力を育てる上で,極めて重要な意味をもつものである。具体的には,学習活動など学校生活への適応,好ましい人間関係の形成,学業や進路等における選択,自己の生き方などにかかわって,生徒がよりよく適応し,主体的な選択やよりよい自己決定ができるよう,適切な情報提供や案内・説明,活動体験,各種の援助・相談活動などを学校として進めていくものであり,単なる事前の説明や資料配布に限定されるものではない。
 また,第5章特別活動の「第3指導計画の作成と内容の取扱い」の1の(3)において「学校生活への適応や人間関係の形成,進路の選択などの指導に当たっては,ガイダンスの機能を充実するよう〔学級活動〕等の指導を工夫すること。特に,中学校入学当初においては,個々の生徒が学校生活に適応するとともに,希望と目標をもって生活をできるよう工夫すること。」とあるが,このような特別活動における配慮をはじめ,各教科等でもその機能を生かすなど,学校の教育活動全体を通じてガイダンスの機能を充実していくことが大切である。
 各学校においては,計画的・組織的な取組によってガイダンスの機能を充実させることによって,一人一人の生徒に関し,学校や学級の生活によりよく適応させ,これから取り組むことになる諸活動に対して主体的な活動への意欲をもたせ,自己実現にかかわって必要とされる資質や能力,態度を身に付けるようにし,共に学び,活動することを通して存在感や自己実現の喜びの感じられる生活を築かせる中でよりよい発達を促すことが重要である。

 特に,ガイダンスの機能の充実について配慮の求められる教育活動としては,例えば,次のようなものが考えられる。

 ア 入学時,新学期開始時期において,教師と生徒及び生徒相互の好ましい人間関係が生まれるように配慮するとともに,生徒自身が学校や学級における諸活動や集団の意義,内容などについて十分に理解し,自発的によりよい生活に取り組むことができるよう創意工夫すること。

 イ 新たな学習や各種の学習活動の開始時期などにおいて,生徒がこれから始まる学習に対して積極的な意欲をもち,主体的に活動に取り組むことができるよう各教科等において十分に配慮すること。

 ウ 進路の選択に関して,生徒一人一人が自己理解を深め,自己の将来の生き方を考え,卒業後の進路を主体的に選択し,さらに積極的にその後の生活において自己実現を図ろうとする態度を育てるよう配慮すること。

*中学校学習指導要領解説 総則編(平成20年9月) 第5節 教育課程実施上の配慮事項より 

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宮城谷昌光の言葉

  • 雲のうえに頂をもつ高山を登ろうとするのに、その山相のすさまじさに圧倒され、おじけづいていては何もはじまらない。最初の一歩を踏み出さねば、山頂は近づいてこない。
    「楽毅」第四巻より
  • みごとなものだ。斂(おさ)めるところは斂め、棄てるところは棄てている。楽氏が棄てたところに、われわれの生きる道がある。
    「楽毅」第四巻より
  • 去ってゆく千里の馬を追っても、とても追いつかぬぞ。千里の馬の尾をつかむには、その脚が停まったときしかない
    「楽毅」第四巻より
  • ・・・つくづく人のふしぎさを感じた。道を歩く者は、足もとの石をたしかめようとしないということである。千里のかなたを照らす宝石がころがっていても、気がつかない。それほどの名宝は深山幽谷に踏みこまなければ得られないとおもいこんでいる。
    「楽毅」第三巻より
  • この城をもっとたやすく落とすべきであった。たやすく得たものは、たやすく手放せる。
    「楽毅」第二巻より
  • なにかを信じつづけることはむずかしい。それより、信じつづけたことをやめるほうが、さらにむずかしい。
    「楽毅」第二巻より
  • からだで、皮膚で、感じるところに自身をおくことをせず、頭で判断したことに自身を縛りつけておくのは、賢明ではなく、むしろ怠慢なのではないか
    「楽毅」第二巻より
  • こうする、ああする、といちいち目的と行動とを配下におしえつづけてゆけば、配下はただ命令を待つだけで、思考をしなくなる。この四人はいつなんどき多数の兵を指揮することになるかもしれず、そのときにそなえて自立した思考力をもつ必要がある。
    「楽毅」第二巻より
  • 人は自分の存在を最小にすることによって最大を得ることができる
    「楽毅」第三巻より
  • 勇と智とをあわせもっている者は、攻めるときよりも退くときに、なにかをなすときより、なにもなさないときに、その良質をあらわす
    「楽毅」第二巻より